上の画像は1988年の初代POPROD。
完成したPoprod Mk-2。ほぼイメージ通りに仕上がりました。
当時のタミヤGP規定なら、こんなえげつない自作車でも
タイヤを替えれば即レースに出られます。(笑)
ダンパーはスリーブドダンパーを使用。
タミヤGP出場時のカラーリングを再現してみました。
マーキングのほとんど全ては画像編集ソフトと「PCテプラPRO」にて作成しました。
ボディを外すと、本車の特徴であるリアのERS機構部が現れます。
リアのサスユニット全体をフローティングしていた初代と異なり、
リアのショックタワーのみをフローティングして同様の効果を得ています。
ちなみにこんな具合に作動します
片側だけがストロークする状態ではセンターダンパーはほとんど動作しません。
ギャップの突き上げなど、両輪に同時に入力があった場合スムーズにいなします。
ギャップ走破性を確保しながらも
コーナーからの立ち上がりでリアの腰砕けを防いでいます。
サーボはロープロファイルなエルロンサーボを使用しています。
反対側のショット、バッテリー分の厚みしかない極めて薄いダブルデッキ構造が分かります。
不自然な形のポストは、実は初代のERSに使用していたポストです。
フラットかつシンプルな構成を際立たせるために
上面にも皿ビスを多用しています。
初代同様、ロール時の路面との接触抵抗を減らすため、
メインシャーシは部品を固定するために必要な
必要最小限の面積で抑えています。
ステアリングリンケージ。ワイパーアームはベアリング支持です。
スペーサー位置の変更により、サス周りを変えても
バンプイン&アウトをキャンセルできる設計としました。
もちろんアッカーマンの変更も行えます。
バッテリーはWasp同様、アリゲーターハッチによって
簡単確実に脱着できます。
あひるサーキットでのシェイクダウンでは非常に素直な操縦性をみせてくれました。
動画はこちら
(提供とこや3・ありがとうございます)
540程度のパワーでは完全にシャシが勝っており挙動を乱す気配すらありません。
初心者でも安心して操縦できそうです。
ただ、サンダーショットのアームは剛性が極めて低いため
モディファイモーターのスピードアップに備えてサス周りをモディファイすることにしました。
お金も時間もないのでまずは自分で作りました。素材は8ミリ厚のポリカ板です。
ただ、この素材は耐摩耗性が低いのと摺動抵抗の大きさがネック。
サスの作動は思ったよりスムーズでしたが、念のため触れ合う部分に
KAWADAのインパルス”ジョディ”グリスを塗布して組み上げています。
あくまでサンダーショットに較べてですが、サス周りの剛性は格段に向上しました。
ダンパーの作動をより確実に反映してくれています。
というかサンダーショットのがあまりにひどかっただけですが(笑)
不安はありますが、とりあえずこれだけのスペアがあれば
なにかやらかしても大丈夫でしょう。どひゃどひゃ。
そのうち7075材でリメイクしたいところです。
尚、アップライト周りの部品は前後共TL&TG系互換寸法にしました。
アップライトが色々変更できる強みがあります。
暫定的に前後共TG10のオプションアルミパーツをつけてみました。
Cハブはキャスターアングルつき・リアアップライトはトーインつきなので、
走り味は相当変わると思いますが、なにごとも実験です。
尚、サスピンもステンレス丸棒から作っちゃいました(笑)
(旋盤などあるわけもないので、Eリング留めの加工が大変でした・・・)
とりあえずTonTonランドへ向けての準備はこれで完了♪
戻ります