ゴブりん

BB Mk-26 "Goblin" 

(画像提供:コンパ大王氏)

時は2002年秋。

あひるミーティングでビッグタイヤ&トラッククラスをやろう!と突然盛り上がってきた頃

横目で見ていた僕も手持ちの部品でなにか作ろうと思い立ちました。

もちろん

思い立ったときは

かなりの勢いで酔っ払っていました。

その勢いでなにやら妖しい作業を開始。

酔っ払いなので歯止め利きません。

M03とM04を自作パーツで繋いだ

だけ

ということで

当然モーターは2個載ってしまいますが

なにしろマッハスポーツ世代の私だけに

モーター2個積みにはまるで抵抗ありません。

M01&M02時代にもやらかしてます

重量配分とかギア比とか

難しい事は一切考えません、

付けばそれで良し

限りなくお気楽モードの私がそこにいました。

足はTLのをやっぱり何も考えずにセットしています。

付いてしまえばあとはなんとかなります。

何か付くたびに

わーいわーい(・ω・)ノと喜んでしまいます。

・・・

「狂い水」

とは良く言ったもんです。

丁度

飽きて走らせなくなったワイルドウイリー2が転がっていたので

バラバラにし、色々移植しました。

バンパーもウイリーバーもポン付けボルトオンで付きます。

絶対ウイリーなんてするわけありませんが、

カッコイイのでつけてしまいます。

・・・

とにかくこのような物体を作ってる酔っ払いに

必要性がどうとか

重量がどうとか

そんな屁理屈は

全く必要

・・・

ボディは余っていたタミヤのM01用ミニを乗せました

完璧です(;´Д`)

すいすい組み立てられていく異様な物体を前にしばし悦に入ります。

フェンダーアーチがドアにかかってるのは変だとか

ラジエターグリルが宙ぶらりんだとかそんな

ケツの穴の小さい事は

全く気にしません。

 

もちろん

 

邪魔するやつ(=当たるところ)は

容赦なく

切断

していきます。

いつのまにかメカが載ってしまいました。

ここに至ってはもう後に引けません。

後々の事を考え

玄関先に躍り出て撮影です。

(・ω・);;どひゃどひゃ

リアのボディマウントをカーボン丸棒とおなじみポリカ板で自作していますが

酔っ払いは

TL用の延長ボディマウントなる部品があることを

知らなかったのです。とほほ(・ω・);

皆さんはこんな面倒な事をしなくてもいけますよ。

ステア切ってみます。

そのままだと激しくフロントタイヤの内側がモーターやヒートシンクにあたります。

いけてません。

てなわけで即座にフロントホイールを加工。

一番内側のリムを切り取り、リブを切って幅を詰めました。

そんなわけでフロントホイールはちょびっとナローにしましたが

タイヤはそのままはめてしまいます。

なにもしないリアタイヤよりも外径が大きくなるとか

考えてしまいそうですが

難しい理屈は

いけてません。

ハンドルさえ切れてくれれば

あとはこっちのものなのです。


うやむやのうちに塗装&艤装終わりました。

天気が良い日にシェイクダウンがてら

広場にお出かけし、

ミニラリーと並べてみます。

この2台、ホイールベース同一です。

そうは見えないかもしれませんが

同じなんです・・・

しかし

フォグライトとスペアタイヤを装着したミニラリーに

気迫で負けてます。もうワンスパイス欲しい。

せめてスペアタイヤを積もうと思いました

・・・

・・・変です。(;´Д`)

目に余るほど変なのはいけてません。
結局

↓このくらいのサイズに落ち着きました

妙にやる気満々です。

ほとばしる妖しいオーラ。

これぞ俺のマシン達って感じです。

 

 

尚、

この画像見てふと気付いたんですが

グラスホッパーって小さいのですね

(・ω・);;

出来たら早速走らせてみます。

えーっと

あれ?

楽しいじゃん。

てなわけで

かなり楽しいです。

自分でやっておいてなんですが

たまらんくらい

サイコーなのです。

・・・

なにしろ

一見癒し系マシンですが

走りは

凶暴極まりない

荒れ狂う

早送りビデオ状態

なのです・・・

かなりインパクトあります。

なにしろ

クールな顔してますが無茶苦茶なのです。

さながら

疾走するぬいぐるみ

あるいは

乱暴な赤ん坊

といったところでしょうか

もちろん

最強とか最速

という言葉には全く縁はなく

絶対性能そのものは平和です。

しかし

なにより周りを巻き込んでの珍妙な可笑しみは

コイツの最大の武器でしょう。

人に話すのがはばかられるようないきさつで

簡単に作った割にあひるでもえらい反響ありました。

その後

ノリのいいお友達により色んなバリエーションで展開増殖、

いまや一大ファミリーを構成しております。

ゴブりん祭はこちら

ありがたやありがたや。

一時は地球の裏側からも問い合わせが相次ぎました。

ありがたやありがたや。(・ω・);;

尚、

遊び方ですが

全開でジャンプ

×

これ駄目です

ホイールベースが短い上に4輪駆動なので

大きなジャンプは下手すると宙返りしかねません。

まあ、そういう遊び方もあると思いますが

ボディが割れちゃうのでお奨めしません(笑)

どうしても飛びたい場合

着地点に座布団でも敷くか

パーシャルで飛んだほうがいいです。

地形的にはかなり無茶なところでも「やれ」ます。

壊れない程度に無茶なところで「やる」のが醍醐味です。

どんどんやれー!(・ω・)ノ

わはは

でも水たまりがあるようなところでは

考えて通行したほうがいいです。

オンロードでもまずまずやれます。

ワイルドウイリー2は

ウイリーさせるために強烈にハイマウントされたバッテリーのせいで

重心が高く、転倒させないよう結構気をつかいますが

重心の低いゴブりんは結構やれるのです。

ツインモーターのトルク&ナチュラルに超カチ上げギア比なので、

トップスピードは23ターンツーリングなみです。

高速域では絶望的にアンダーが出るので

やる気にならないほうが安全です。

ちなみに画像のようなサーキットの場合、ゴブりんにクラッシュはありえません。

なぜなら

 

乗り越えていくからです。どひゃどひゃ

お手持ちのM03をゴブりんに改造する場合、

自作ジョイントパーツを作ります。

作るパーツはこれだけです。

以前一部に配布したものの高強度版です。

DXFファイルを名前をつけて保存しJW-CAD等のCADソフトで開いて、

プリントしたものを型紙としてお使い下さい。

DXFファイルはこちら

JW-CAD等のCADソフトをお持ちでない方は下の図の寸法を元に製作してください。

ジョイントパーツが出来たら、パーツを交換&取り付けていくだけです。

以下に部品リストをまとめました(・ω・)ノ

モデル名称

部品名称

標準小売価格

ワイルドウイリー2
F部品(0005748)

1150円

袋詰C

550円

U型シャフト

280円

リヤータイヤ・ホイール(2本)

1350円

↑をもう一組

1350円


TL01
C部品(SP737)

900円

トーインリアアップライト(OP345)

350円

E部品(SP855)

400円

ユニバーサルシャフト(OP418)

2000円

39oドライブシャフト(SP883)

600円

ターンバックルタイロッド(OP300)

400円


M04L
A部品(SP849)

750円

G部品(SP794)

400円

16T・17T AVピニオン

350円

デフ・ベベルギヤーセット(SP602)

300円

カーボン中空ギヤシャフト(OP390)

500円


その他汎用パーツ エンジンカーリヤホイールアクスル(SP808)

450円

ツーリングカー強化ジョイントカップ(OP218)

600円

850ベアリング2個+1150ベアリング4個

ものによる

ワイルドウイリー用パーツについては参考。無しでもOKです。

上記以外のパーツとしては

アルミフロントアップライト(OP523)3000円の使用を奨めます。

他に

アルミサーボステー(OP308)

M03アルミヒートシンク(OP344)

M04アルミヒートシンク(OP389)

調整式アッパーアームセット(OP303)

他にもTL01スタビライザーセット(OP324)

M03クイックバッテリーホルダー(OP346)など

各種アクセサリーもお好みで使用できます。


結論:楽しむ時は馬鹿になろう(・ω・)ノ